Tokyoscape

2024年5月20日の日記

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連休中に日記を書こうと思っていたのに、あまりの忙しさでなにも書かないまま1週間が過ぎてしまった。連休はULTRAKILLやValorantで悪魔と人を撃ったり萌え萌えアクセスカウンターを作ろうとして0と2と3と4しか数えられないおしまいの物体を作ったりしていたのですが、開催直前に参加を宣言して1泊2日の東京オフに行くというイベントが発生したので虚無の10連休を過ごすことは回避できました。結果的に課題を倒すためのスケジュールが全て乱れたので帰宅してから徹夜で絵を描くことにはなったものの、楽しい旅行でした。

キヴォトスから池袋までは結構近く、新幹線で途中まで行ってから在来線に乗り換えてしばらく待つとおおよそ1時間半くらいで到着します。相変わらずミレニアムサイエンススクール生みたいな服装をしているので車内で小学生に「きょう学校だっけ?」と言われたりしつつ、昼前に集まってから夕方まで二郎を食べたり音ゲーをしたりして過ごしました。この文章オタクすぎるな。その後はHUBへ移動して飲酒を開始し、おしまいに……(初の飲み会がフォロワーとなことある?)。まだ日のあるうちから飲み始めたので19時にハッピーアワーが終わるころには新約聖書でウケが取れるくらいめちゃくちゃになっており、インターネットの話で笑い続ける異常集団になっていました。「みんなで飲みましょうよ」と注文してくれたワインを結局ひとりで半分くらい飲んでおしまい状態になったオタクがバゲット(100円)を注文して「わたしの肉ですよ」とキリストごっこを始めたのがいまだにツボです。HUBのバゲットがやたらと安いのはバックヤードでイエスがちぎり続けているからとされています。そういえば、今になって思い返すと「最近のJavaはpublic static void main(String[] args)しなくてもいいらしいですよ」「でも現場で使わされるJavaは往々にしてJava 17とかだったりするんですよね」とパソカチャ職特有の話で盛り上がったのは意外だったな(通常、飲み会で仕事の話をすると虚無になるとされているため)。楽しい飲み会をするうえで大事なのはなにを話すかではなく、誰と話すかなのかもしれん。そのあとはカラオケで2000年代のインターネット・ソングを熱唱し「次来るときはセトリ作ってきましょう」と笑いながら解散となりました。

解散後に移動のため少しだけ住宅街を歩いていたら湿った空気からかなり鮮明に夏の匂いがして驚きました。街路樹とか広い公園とかから来る樹や土の匂いっぽかったので、たぶん都会に特有の匂いなんだと思います。都会の人間は適当に生活しているだけでGood体験ができてずるい。まあ嗅覚がその匂いでキャリブレーションされているから自宅周辺では季節の匂いっぽいものがぼんやりとしか感じられない、という可能性もありますが。そう考えると季節の匂いが国や地域によって違うという説は正しいのかもしれませんね。

2日目は移動日として用意していたので特に遠出することもなく、秋葉原でYostar Shopとアニメイトに行き、そのまま東京駅へ移動して退散しました。Yostar Shopは連休中ずっと完全抽選入場制というのを知らずに行ったので本当に行っただけになりましたが。調べてから行けよ。でもメイトで『ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークス 2』が買えたのはよかった。実店舗で印刷版も買おうと思いつつ先に電子版を買っちゃったからいいかと半年くらい思い続けていたんですが、やっぱりこういう特殊なサイズの本は印刷版を持つに限りますね。1巻と並べて本棚に置くと帯が対になっていい感じです。

さて、オフレポを書き終わったので時間の流れが歪んだ日記をつけていくわよ。やはりオタクの教養として絵は描けないといかん、と思い『へたっぴさんのためのお絵描き入門 なんでお前は絵が描けないんだ!?』(森永 みぐ 著、インプレス)を読みました。タイトルのとおり、瞳や手の描き方みたいな末端の問題ではなく線の引き方とか見たものを見たままに描くための技術とかの根本的な話が書いてある「絵の描き方」を知らない初心者のための本で、かなりためになる内容でした。おすすめです。

ここ1年くらいの間にやっと描いた絵を人に見せられるくらいになってきたので最近はかなり美少女イラスト創出活動が楽しく、目の前に迫る3DCGのコンペなどを無視して絵を描いているといった状況です。そうはいってもこの調子であと3年くらい学生をやって美少女イラストとネットワーク技術の神を目指すというのは不可能だから地に足をつけて3DCGをやっていくしかないというのが実態なのですが、一方でキャラクターモデラーになるにはキャラクターの描き方についてそれなりの熟知がなければないという事実もあり……。わたしってどうすればいいですか?

最近のブルーアーカイブ事情ですが、単一のコンテンツに数時間単位で可処分時間を投じる精神的・物理的余裕がここ数か月ほどまったく消滅しておりイベントも総力戦も大決戦も制約解除決戦も合同火力演習もやれとらんうえ対策委員会編3章もいまだ読めていないといった状況です。これはすべてのコンテンツに完璧に追従していた1年前と比べるとかなり異常な事態であり、社会がいかに恐ろしい場所かを物語っています。これも全部課題ってやつが可処分時間をほとんど削っていくのが悪い。デザイン系の専門学生、課題に加えて産学・産学官連携の外部制作やコンペの存在も鑑みると実際世界で一番忙しい存在かもしれん。そもそも人生100年時代になっても冒頭20年で残り80年の命運が決まるのはおかしいだろ。30代くらいで人生の辻褄が合えばだいたい何とかなるよとは言うけれど、誰がそれまで責任を取ってくれるんだよとか、無の生活を送っている間に辻褄を合わせる気力が消えてしまったらどうするんだよとかいったことを考えると本当に夜も眠れぬ思いです。そんな中でもアニメだけは視聴しようと思ってどうにか観ているのですが、3話の感想として書き残したメモを見たら「小鳥遊ホシノさんの、おてて……」とだけ書いてありました。鬼方カヨコさんの拳銃が消音器を付けているにも関わらず巨大な銃声を発生させているのがめちゃよかったのでおすすめです。

上の段落を書いてから主題を決めずに背景だけ描き込みまくった絵を描いて放置したりGPT-4oで驚きの専門店(Macプラス)になったりしている間にさらに1週間が経過してしまい、完全に記憶がなくなった。調子が悪かったパソコンは修理に送りました。それによってお布団コンピューティングが不可能になってしまったので予備のラップトップを求めてSurface Laptopの中古品を見ていたのですが、微妙に手持ちが足りなかったので買えませんでした。別にいままでもお布団コンピューティングをしていたわけではないのですが。

『Blender リアルタイムCGキャラクター制作入門』(株式会社なのです 著、秀和システム)を買いました。100均のコピー用紙に印刷したんかという紙質ではあるものの768ページの大ボリュームで、なんとVRChatへのアップロード方法まで掲載されているというイケイケの書籍です。最後の章はいらないような気がしますが……。購入から2週間くらい放置していたのですが、コンペの締め切りが迫ってきたのをきっかけにやっと顔と素体のモデリングをやり始め、そこから先の章を読まずにコンペに応募しました。なぜなら春休みのうちに衣装を仕上げてあったため。下絵を用意するというハードルはあるものの(いちおう下絵の配布データもある)、そこさえ越えてしまえばあとは載っている手順に従って作るだけでキャラクターが完成するという内容なので、キャラクターの3Dモデルを作ってみたいと思ったことのあるみなさんは買うとよいとされています[誰によって?]

こんなもんか。有名な交響楽団が街にやってくるという話を聞いたので笛吹きのオタクを誘ったところ「オケって金払って聴きに行くイメージないんだよね、ブラバンやってた ( 吹奏楽部員だった )頃は大会でいくらでも聴けたから」と断られ、そういうこともあるのかとなりました。みなさんも好きなコンテンツといい感じの付き合いをして、いい感じに生きてくださいね。